多米ウォーキングマップ
朝倉川
- 概要
(豊橋百科事典より抜粋)
朝倉川は、豊川水系に属する一級河川(県管理)で、豊橋市多米町の「多米の滝」を源流域とし、上流部は「蝉川」と呼ばれている。朝倉川・蝉川ともに名称の由来ははっきりしないが、朝倉川は戦国時代の今川17騎の内の朝倉氏が多米村の出自で、それにちなむとの説もある。朝倉川は多米中町で内山川(延長1250m)と合流し、市街地の北部を西に流れて豊橋公園の北側で豊川に合流する(豊川河口から6.3㎞地点)。延長は6420mであるが、内980mは建設省の直轄工事で改修された。流域では水質の浄化や従来からのコンクリート護岸に代わって、多自然型護岸形態の河川工事が実施されている。市民も530(ごみゼロ)運動に参加して環境保全の効果をあげている。上流部には、NPO法人の朝倉川育水フォーラムが整備・管理している滝ノ谷ビオトープがある。豊橋競輪場周辺の河川敷には滝・水上ステージ・桜堤があり、水に親しむ憩いの空間となっている。また内山川には、「葦毛湿原」や東海自然歩道への散策の拠点としてゲンジボタル観察施設が設置されており、川沿いには桜が植えられている。
 朝倉川 |  不動滝 |
- 太陽懐(おおびどころ)
(多米郷土誌より抜粋)
〇石灰性鉱泉
国有林滝の谷通構太陽懐(おおびどころ)海抜三百米の山頂の真下九合目位の場所で降雨時も、冬の乾燥の時も増減なく、一定の水量がゴボゴボと音をたてて噴き出て居る。薬分を含んで居るので其の口元の石は赤くさびて居る。今はくみに来る人は減ったが、昭和七年頃には一日に三千人位の人が来た。(???)
- 地元のうわさ…朝倉川のホタルに関して
朝倉川では毎年5月下旬から6月上旬にかけてホタルを見ることができます。多米小学校東門横の寺門橋や多米公園南西の松本橋から下流方向を見渡すと多くのホタルが飛んでいるのが見られるらしいです。
- 地元のうわさ…多米の八滝に関して
朝倉川の上流部には小さなものも含めて八つの滝があるらしいです。もっとも立派でよく知られているのは不動滝です。不動滝とその下流の一つの滝までは歩道があり容易に行くことができます。そのほかの滝への道はなく、倒木なども多い困難な沢を行くしかありません。いつか、滝を見られる歩道ができることが望まれます。
解説目次のページ
多米校区自治会ホームページ
※引用している文献は下記の通りです。
- 豊橋百科事典…発行:豊橋市文化市民部文化課 平成18年12月1日発行
- 校区のあゆみ「多米」…発行:豊橋市総代会 平成18年12月25日発行
- 多米郷土誌…発行:多米郷土誌編纂委員会 昭和42年11月1日発行
- わたしたちの多米…発行:豊橋市立多米小学校 昭和61年3月15日発行
- 多米徳合長者考(豊橋美術博物館研究紀要16号 東郷公司)…発行:豊橋市美術博物館 平成21年3月発行
- 岩崎ものがたり…発行:夏目修二 令和3年12月1日発行